冬の主役は“ふわニット”。溶けこむような肌と血色で魅せる季節

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ふわふわニットの季節がやってくる

空気が冷たくなり始めると、街に増えるのはふんわりとしたニットの姿。

柔らかな素材に包まれると、なぜか顔まで優しく見える。

この季節のメイクは“質感の相性”が鍵。

ニットの温かさを引き立てるのは、光を反射するツヤ肌ではなく、空気を含んだような“ふわ肌”です。

ツヤより“ふわ”。冬の肌は質感で魅せる

乾燥の季節、ツヤを追いすぎるとテカリや粉浮きが目立ちがち。

この時季こそ、ファンデーションはスフレタイプやクッションタイプで軽やかに。

スポンジでトントンとのせるだけで、毛穴をふんわりぼかしながらやわらかい光をまとう肌が完成します。

フェイスパウダーはTゾーンのみに控えめに。頬の内側はあえて素肌感を残すのが今っぽいバランス。

血色は“にじませる”。温かみを仕込むテクニック

寒さで血の気が引く冬。だからこそ、チークは生命感の演出に欠かせない。

ピーチベージュやローズブラウンなど、自然に溶けこむ色を指先でぽんぽんと。

頬骨より少し高めにのせると、にっこり笑ったようなやわらかい表情に。

ブラシよりも指塗りの方が“体温の血色”を再現できます。

リップはツヤを抑えて、温度を残す”

今季はリップも過剰なグロスではなく、セミマットで軽やかに。

テラコッタやローズティーのような深みカラーを選べば、肌トーンがくすまず透明感が際立ちます。

乾燥が気になる日は、リップクリームを仕込んでから。

マスクを外す瞬間、自然な血色の残る唇が冬らしさを完成させます。

眉とまつ毛で“柔らかさ”を仕上げる

ニットと好相性なのは、ふんわりとした毛流れ。

眉はペンシルで描き込まず、パウダーと眉マスカラで軽やかに。

まつ毛も黒ではなく、モカブラウンなどのトーンで抜け感を。

目元の印象が和らぐことで、全体に温もりのある印象が生まれます。

素材とメイクの“調和”を楽しむ

ニットの毛足や色、編み目の密度によって、肌の見え方は変わります。

たとえばオフホワイトのニットには血色を感じるピンク系が映え、

チャコールグレーにはオレンジベージュがぬくもりをプラス。

ファッションとメイクの“素材合わせ”を意識すると、顔全体に統一感が生まれます。

冬の顔は“触れたくなる”が合言葉

やわらかいニットに包まれて過ごす時間。

その空気を肌にもまとって、冬ならではの幸福感を纏いたい。

ふわ肌と血色感がつくる“温もりのある顔”は、どんな光の下でも優しく輝く。

ニットを着るたびに、鏡の中の自分が少しだけ柔らかく見える──

それが、冬メイクのいちばんの魔法です。

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